カレーチャーハンというべきか、ドライカレーをカレー粉で作る。
カレーチャーハン的なドライカレー
夜食である。
今回作ったのは、ごはん全体がターメリック特有の黄金色に染まっている方の、ドライカレーであり、白米の上に水分量の少ないひき肉のカレーをかけたものではない。
作り方はアバウトでいいのだ。
玉ねぎを半玉、あらみじん切りにして、オリーブオイルを多目にひいたフライパンで、強火で炒める。
玉ねぎは強火で加熱しても焦げたりしない。歯応えがあるほうが好きならすぐに次の工程にうつるほうがいいし、甘味を引き出したいなら、炒め続ける。
この時、塩コショウをすると、水分が早く抜ける。
香りづけのためにクミンシードを投入して、カレー粉をスプーン一杯。
ごはんを入れて、香ばしくなるまで炒める。
皿に盛って、生卵をのせて完成。
カレー粉は、風味なので、味は塩をキメる。
カレーチャーハン的なドライカレーの起源は不明らしい。想像するに、残りのカレーを使って、残りのごはんを炒めたのがきっかけなのだと思う。常連の客が注文したにちがいない。
クミンシード
クミンシードを使うとカレーの香りが華やぐ。インドに行ったことがなくても、インドの風が部屋を通り抜ける。
あまり使う機会がないと思われがちではあるが、サラダ油にクミンシードを投入し、低温で熱して、気泡が出て香りが立ってくると、それはもうクミンオイルになっている。
ざく切りにしたキャベツを炒めても
角切りにした茄子を炒めても
千切りにしたニンジンを炒めても
角切りにしたじゃがいもを炒めても
おいしい。
味付けは塩だけ。
塩はミネラルをふくんだ甘味のあるやつがいい。ヒマラヤのピンク岩塩とか。